シグレ過去

シュウやヨウイチとコウイチ、タマキと同じ町の生まれ。
シュウとは従兄弟だが、家は隣だったし途中からは一緒に暮らしていたので大体兄弟みたいなもの。

生まれつき身体の色が違うため、珍しがられることもあったが、大半には異分子だと蔑まれいじめられた。シグレのことを普通に扱うのはシュウと極僅かな友人、家族だけだった。
周りからひどい扱いを受けていたため、口数も少なく自分に自信がなかった。

ある日、元々身体の弱かった妹が遠くの町で療養生活を送ることになる。初めはシグレも一緒に引っ越したが、一年ほど経った頃一人だけ戻って来て、シュウの家族と暮らすことになった。

戻って来てからのシグレは以前とは大きく性格が変わり、今と大体同じ感じに。
遠くで暮らしている内に色々考えたらしく、結論的に「自分は周りと違う特別な存在だから、それを恐れた奴らが自分のことを排除しようとする」となったらしい。
表向きはそう言っていても本心ではそうではないとわかっていた。長年我慢した結果遂に耐えきれなくなり、町に放火をする。死者こそ出なかったものの、町は大火事となり何人かの行方不明者も出た。しかし放火の犯人がシグレだということはとうとうバレなかった。

火事の件も落ち着いてきた頃、謎の人物が町にやって来て、シグレとシュウをよく分からない集団に勧誘する。
シグレ自身はどちらでもよかったが、誘いにあっさり乗るシュウを見て少し不安になり、一緒に行くことに。


努力タイプのシュウとは違い、シグレは才能タイプ。シュウよりは若干劣るが、頭もいいし運動神経もある。
ヨウイチの件でシュウが才能タイプの人を良く思わないのを知っているので、シュウに対してはわりと気を使っている。シュウの前ではできることでもわざとできない素振りをすることも。