リク

5才頃に祖父母に引き取られ、子供の間は祖父母の暮らす田舎で過ごす。近所に年の近い従兄弟が住んでいて、よく遊んで(遊ばされて)いた。
いつまでも世話かけるのもなと思って15で都会で一人暮らしを始める。宅配の仕事を始め、そこでギンジと出会う。ギンジが車運転してリクが荷物の確認とかしてた。しばらくしてギンジは宅配の仕事を辞めて今の喫茶店で働き始める。でもリクのことを心配して連絡取ったり喫茶店に呼んだり会ったりしてた。
知り合いとかが増えていく一方、自分の周りは親切で明るく、生き生きしてる人ばかりなのに自分は空っぽだし優しくもないし、いてもいなくてもいいんじゃないか、じゃあ死ぬかというフラットな?気持ちで自殺しようとする。が、ギリギリのところで偶然その場に来たキクスケに止められる。なんで他人の自殺を止めるのか
聞いたら「止められる立場にいたのに止めなかったら責任感に押し潰されて死にそうになるから(要約)」と言われ、確かにそうだと思ってその日は自殺をやめる。じゃあ明日死ぬわと言ったらそれはそれで自分が止められなかったことになるんじゃ…と言われ、じゃあ責任取って見張っててくれって返す。さすがに拒否するかなと思ったらそのままついて来た。

ギンジにキクスケと出会った経緯を説明した時にうっかり自殺未遂のことを話してしまい、泣きながらめちゃくちゃ怒られたし、キクスケと仲良くなった後に何も考えずに死ぬわ~と言ったらめちゃくちゃ落ち込まれたし泣かれた。それらが恥ずかしいやら何やらだったのでとりあえずもう自殺はやめた。

今は大体毎日キクスケと一緒に行動してて、頻繁にギンジのところへ夕飯をたかりにいく。勤め先の喫茶店にもよくに行く。宅配の仕事は今もしてる。今では逆にキクスケを心配したりもする。